公開日:2022.03.17
更新日:
スケジュール作成におけるマイルストーンの重要性
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どうもゴトーです。
今年は例年以上の大雪でいつまで降り続けるのかと不安でしたが、暖かな日も増え、雪も溶け始めひと安心しました。
さてさて、みなさんは先の長いプロジェクトに見通しが立たず、始まってもいないのに気が重くなったりしたことはありませんでしょうか。
ゴールは知っていても、途中に何があり、どこまで進めば順調と言えるかわからないと、無駄に焦ってしまい疲れますよね。
そうならないためにマイルストーンというものがあり、今回はスケジュール作成におけるマイルストーン設定の重要性を考えてみました。
※スケジュールを考えるには、まずタスクの洗い出しが重要です。これについては別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。
マイルストーンとは
マイルストーンとは標石という意味で、ビジネスではプロジェクトにおける中間目標や節目を指す言葉として使われています。
長期的なプロジェクトにおいて、最終ゴールしかないと期間がとても空いてしまうため、その途中にマイルストーンを置くことで中間地点でも振り返りができるようになります。
例として、WEBサイト制作で考えてみました。
公開を最終ゴールとして、マイルストーンは
- 設計完了
- デザイン完了
- 構築完了
に設定することができます。
また、大きなプロジェクトであればデザインだけでも、
- トップページデザイン完了
- 下層ページ「A」デザイン完了
- 下層ページ「B」デザイン完了
とマイルストーンの設定を細かくしたほうがいいかもしれません。
どこにマイルストーンを置くかは、プロジェクトの複雑さや期間によって決めるといいと思います。
マイルストーンを設定するメリット
マイルストーンを設定してみて感じたメリットは3つあります。
- いつまでに、何ができていないといけないかわかる
- 近い目標があるため、やる気が出る
- メンバーみんなが状況を認識しやすくなる
いつまでに、何ができていないといけないかわかる
マイルストーンをこれ以上遅れるとプロジェクトが破綻するところに設定しておくと期限が明確になります。
そうすることで「1ヶ月前に担当者へ渡したら、実は2ヶ月前から着手しないと終わらない作業だった…」といった悲劇をなくすことができます。
近い目標があるため、やる気が出る
みなさんも長い期間があると、ズルズル後回しにしてしまった経験はあるのではないでしょうか。(けっきょく最後の数日で仕上げた経験は僕だけじゃないはず…)
マイルストーンを設定することで、短期間での達成目標が明確になり、やる気が出やすくなります。
メンバーみんなが状況を認識しやすくなる
長期間のプロジェクトでは少しずつのズレが後半で大きな障害になる場合もあり、状況把握はとても大事です。
マイルストーンがあればスケジュールを組み立てた人以外の全員も状況把握がしやすくなるため、人員補充といった対策の検討へすぐに向き合うことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。少しでもマイルストーンのメリットを感じてもらえたら嬉しいです。
世の中には「完了したら終わり」という、先のまるで見えない恐ろしいプロジェクトもあったりします。。
船頭になったときは、ひとつずつ目標を決めることでメンバーが途方に暮れないよう導きたいですね。