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公開日:2015.10.17

更新日:

紅葉も歴史も芸術も楽しめる!そらち炭鉱の記憶アートプロジェクトに行ってきた

みなさん、こんにちは。紅葉狩りしてきたマスコです。もうすっかり秋ですね。
突然ですが僕は旅行も廃墟も歴史もアートも好きなんです。今までは遺跡くらいしかレパートリー無かったんですけれど、毎回遺跡だとワンパターンって言われてしまいがちですよね。でも、もう大丈夫。そんなワガママなリクエストに応えてくれるイベントがなんと身近にあったんです。
ということで「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」に行ってきました。

そらち炭鉱の記憶アートプロジェクトってなんぞや

そらち炭鉱の記憶2014
(背景とフォントがノスタルジーを感じさせるフライヤーデザイン。2014年度は札幌国際芸術祭とも連携。)

空知旧産炭地域における「炭鉱の記憶」をキーワードにした地域再生のためのアートマネジメント人材育成事業。
北海道の近代化を牽引してきた、空知産炭地域。石炭が積み出されていくホッパー、石炭を使い電気を生み出す発電所、その電気をつないでいた送電線の道…巨大な石炭産業システムを線でつなぎ、「炭鉱の記憶」を現代アートの力で掘り起こすことで、地域の誇りを呼び覚まします。(夕張清水沢で催された2014年度開催概要より)

…なるほど!

使われなくなって久しい産業遺産に、当時の記憶・歴史を想起させる現代アートとの融合ということで、もう遺産好きにも歴史好きにもアート好きにも持って来いなイベントですね。アートツーリズムとしても、地域再生事業としても面白そうです!

実際に行ってみた

札幌→夕張

道東自動車道を利用して、車で札幌から約1時間半で到着!ショート・トリップとしても良い感じの近場です。

紅葉

夕張の山々はもうすっかり色づいています。見事な紅葉を楽しみながら車を走らせ…

歴史村

到着しました、「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2015」の舞台である石炭の歴史村!

石炭の歴史村

バリバリ夕張

石炭の歴史村とは…

石炭の歴史村(せきたんのれきしむら)は、北海道夕張市にあるテーマパーク。 広大な夕張炭鉱の跡地を利用して造られた。 マスコットキャラクターは「ゆうちゃん」。(Wikipediaより)

「ぼくサッカーで優勝したよ」「ここはお風呂の遊園地」「の・ぼ・り・べ・つ・と言えば」に並ぶ道産子CM「バリバリ夕張」でおなじみですね。

遊園地

小さいころ遊園地や博物館や隣のキャンプ上にも遊びに来た懐かしさがこみ上げてきます。ともあれ、ここ遊園地跡地でアートプロジェクトが催されているのです。

受付

観覧受付を済ませ入場します。

日本有数の炭鉱とその盛衰

日本有数の炭鉱地帯

炭鉱街として発展してきた夕張。2007年に事実上破綻した市では、今新しい試みや若い人のエネルギーが向けられています。

石炭層

園内を歩いていると、地上に出ている石炭層を見つけました。黒い箇所が分かりやすいですが、これ全部石炭らしいです。案内板なども各所に置いてあり歴史を体感できます。

アートを楽しむ

つづく記憶

園内を歩いていると早速アート作品が目に入ってきました!

か、かわいい。ジオラマで夕張の記憶(歴史)を表現しているそうです。

つづく記憶

炭鉱の様子。炭鉱夫の方々が炭にまみれているのが易しくない環境であったことを物語っているような気がします。

つづく記憶

夕張キネマ館でしょうか。雰囲気がすごい出ています。

つづく記憶(作品「つづく記憶」by zakiyama)

幸福の黄色いハンカチですね!

炭鉱神社(作品「坑口神社」by 僧侶と魔女)

こちらは石炭と木組みで作られた可愛らしい神社。お賽銭しておみくじ引いてきました。
SL館
現在は閉館しているSL館の入り口に…
carry by シメノン

 (作品「carry」 by シメノン)

可愛い人形が!炭鉱で採掘した石炭を運んでいるのかな。
遊園地ぱすぽーと
券売所にパスポートが置いてありました。
パスポート

(作品「遊園地パスポート2015」by 小坂友梨 )

なんて素敵な券面!朽ちてしまった遊園地にかつての楽しい記憶がイラストの層になって現在に蘇っています。乗り放題券は貰えるそうなので全種類頂きました。
観覧車

(作品「Invert Colors」by 渡邊俊介 豊島亮 )

観覧車跡地に観覧車のモニュメント。なんか哀愁があります。こちらの作品は写真を撮ってネガ反転させると当時の観覧車のカラーになるそうです。現在と過去が1枚の写真に現れるんですね。
IMG_3905

(作品「跡」by 余蕾 )

脚を象ったモニュメント。ここを訪れていた人々の軌跡なんでしょうか。サビとモスが絶妙だと感じました。

廃屋

廃屋の空に舞う沢山の白い羽。風が流れると一つ一つが光り輝いてきれいです、一体何でしょう。

千の風 千の谷

(作品「千の風 千の谷」by上遠野敏 )

く、クマさん…!山の神様が空を舞っていました。実際に行ってみないと分からないのですが、上を見渡す限りに広がっているので圧巻な景色です。

さいごに

モス地蔵(作品「モス地蔵2015」by上遠野敏)

いかがでしたか?ガイドさんに作品や歴史を解説して貰いながらだったので、観覧に1時間半くらいたっぷり時間をかけて楽しみました。園内をぐるっと散策するので軽い運動にもなって良いですね。今回ブログで紹介した作品以外にも沢山のアート作品がありますので、紅葉狩りをしながら芸術の秋に出かけてみてはいかがでしょう。

 

そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト
http://sora-coal-art.info/
開催期間:9/12〜10/25土日祝のみ18日間開催
会場:石炭の歴史村公園内

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