公開日:2016.05.16
更新日:
ロゴマークは企業の顔!気になるロゴの成り立ちを調べて見ました!
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ニュースで話題になっている東京オリンピックのエンブレム。
候補が発表された時、会社の人たちの間でかなり議論になっていました。非デザイナーの僕にとっては、なんとなく、こっちはいい、こっちはいまいち、なんて感想は出るのですが、なぜ良いのか・悪いのかは言葉にできません。
「エンブレムとかロゴとかってそんなに大切ですか?人間中身でしょ^^」って先輩に言った新米社員は、怒られる前に見放されそうになったので、ここでロゴの重要性を再確認してみます。
ロゴマークは企業の顔!
人間は身だしなみや第一印象で、他人からの関わり方や接し方が変わったりするのは当然ですよね。僕も社会人になって痛感しました。
企業やお店という単位で、身だしなみのことをブランディングといって、商品やサービスを知ってもらうための重要な戦略となっています。ブランディングの手法はたくさんありますが、その中でも視覚的にブランドイメージを印象付ける「ロゴマーク」の役割は重大といってもよいでしょう。
有名企業のロゴをまとめてみた
役割は重大ですがそのデザインの効果的な方法等はデザイナーさんやディレクターさんにお任せして、今回はエンジニアの僕が特徴的だなと思った企業ロゴの成り立ちなどを紹介したいとおもいます。
昭和シェル石油
(出典:http://www.b-chan.jp/entry/Twitter/retweet-power)
ロイヤル・ダッチ・シェルとグループ企業である昭和シェル石油。その企業名とロゴの貝殻は、創業者であるマーカスサミュエルが日本に訪れたことが由来となっているそうです。当時18歳の少年だったマーカスさんは日本への旅行中、横浜の海岸にある無人小屋で寝泊まりをしていたとき、海岸で美しい貝殻を見つけました。地元の漁師が捨てた貝殻をただ同然で手に入れて、それを加工し、故郷のロンドンで売り歩いて財産を築いたそうです。意外なところで日本とつながりがあったんですね。
ケンタッキーフライドチキン
(出典:http://official-blog.line.me/ja/archives/19524721.html)
ケンタッキーのロゴの人物は、もちろんカーネル・サンダース。本名はハーランド・デーヴィッド・サンダースというんですね。カーネルというのは名前ではなくて、称号。軍の大佐ではなく、ケンタッキー州の名誉大佐みたいです。
日本KFCは平成18年にロゴマークをスーツからエプロンをかけた姿に変更しました。「若さ、エネルギー、現代的、親しみ」というテーマを込めているのだそうです。
HMV
(出典:http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-692.html)
HMVはHis Master’s Voiceの略です。イギリスの風景画家マーク・ヘンリー・バロウドの飼い犬ニッパーが、マーク亡き後に蓄音機に込められた彼の声に耳を傾けている様子を、マークの弟フランシスが描き、それを大層気に入った蓄音機のメーカー・グラモフォン社が絵を買い取りました。そしてその絵から着想を得て「His Master’s Voice」というブランド名になったそうです。
(出典;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC_(%E7%8A%AC))
スターバックスコーヒー
(出典;http://fundo.jp/13356)
スターバックスという名前はハーマン・メルヴィル著の「白鯨」(モビーディック)の登場人物から採られています。もともとは「白鯨」に登場する船「Pequod(ピークォド)」にするつもりだったのですが、「pee(おしっこ)」「quod(刑務所)」に聞こえて具合が悪いといった経緯で取りやめ、同じ「白鯨」に出てくるコーヒー好きの航海士スターバックスに変わったのだそうです。
ロゴに描かれているのはセイレーン。ギリシャ神話などに登場し、「白鯨」には出てきませんが、船乗りと縁の深い人魚です。
いかがでしたでしょうか。ロゴの見せ方など技術的な話ではなく、社名の成り立ちについてばかり書いてしまいました。
ですが何気なく見かける有名企業のロゴにこんな背景があったのだなと思うと、、、、誰かに言いふらしてしまいたくなりますね!
すっかりブランディング戦略に乗せられてしまいました。