公開日:2017.03.03
更新日:
自分好みの色を作ろう!万年筆インクが調合出来るインクスタンド
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こんにちは!東京を離れて早4年になるみずのりです!
住んでいた頃は外へ出るのが億劫だったけど、離れると気になって行きたくなるものですね。今回は次東京へ行ったら是非行きたい!と思うお店のうちの一つをご紹介します。
レッツゴーTOKYO!
昔から紙やペンといった文房具が好きな私はたまにフラリと文房具店に立ち寄ります。(札幌には大型の文房具店が多くあって楽しいです!)
そんな中未だに見ているだけで手を出せていないのが、そう、万年筆です!
むかーしPILOTのiroshizuku<色彩雫>を見かけた時から「綺麗な色が沢山あって楽しそう!」と思い、密かに万年筆(のインク)に憧れを抱いていました。なんか、カッコイイですよね。
しかし万年筆第一歩として手にしたkakunoが使いやすく、カートリッジの色も楽しめて満足していました。
そんな私に再び万年筆欲しい熱を蘇らせてくれたのがこちら
インクスタンドさんです!
今現在私の中で東京へ行ったら行きたいお店ナンバーワンです。
こちらでは万年筆用のインクをなんと、自分で調合して作ることが出来るんです!
それではその魅力的な過程をご紹介します。
自分だけのインクを作る
インクスタンドでは14種類もの色からベースになる色を選び、徐々に違う色を混ぜていくことで自分だけのオリジナルインクを作ることが出来ます。
1滴1滴、すこーしずつ色を足して変化を楽しみます。
なんだか理科の実験のようでワクワクしますね!
何度も試し書きをして…
お気に入りの色が見つかったら、スタッフの方が製造してボトルに詰めてくれます!
これで自分だけのオリジナルインクの完成です!
ね?ワックワクでしょう?
ブルーブラックのひみつ
万年筆で使用する色としてよく耳にする”ブルーブラック”。
何故黒ではなくブルーなのかご存知ですか?
昔から万年筆に用いられてきた”顔料”インクはペンの中で詰まりやすく、また光に弱いものでした。万年筆インクに求められたのは「使わないときは水のようにサラサラ」で「書いた後は墨汁のように定着する」そんな性質でした。そこで注目されたのが”暗号インク”でした。なんだか楽しそうな名前の暗号インク、”タンニン”と”鉄サビ”からつくられた伝令用のインクだったそうです。書いたときは透明で読めないけれど、空気に触れることで酸化が進み黒い文字となって現れる。正に不思議な暗号インク!しかし万年筆用としてはこの性質を用いつつ、書いたときにも文字が読めるように染める必要がありました。暗号インクには硫酸が含まれており、染料が中々硫酸に耐えられなかったそうです。唯一、当時存在した染料の中で硫酸に耐えたのが藍色だった為、出来上がったのがブルーブラックなのだそうです。
現在では化学染料で様々な色が製造できるようになりましたが、万年筆好きの間ではブルーブラックは特別な色なのだとか。
また、昔ながらの「酸化して黒い文字となる」という点を活かしたインクも発売されています。
最近(2月10日)発売されたCLASSIK INKは時間の経過でだんだん黒くなるインクです!濃淡が強くでる為味わい深いのだとか。気になった方は是非試してみて下さい!
時間を見つけて自分の色を作りに行ってみましょう!
私も次東京へ行く機会があれば作ってレポートしたいです!
>> インクスタンド
※ Webから予約可能
[ 料金 ] 33mlー2500円 / [ 所要時間 ] 約45分
画像引用:インクスタンド