公開日:2017.02.20
更新日:
冬の夜長はオーロラで癒される:北欧フィンランドの街ロバニエミ市をご紹介
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みなさんこんにちは。はじめまして、トゥイスクです。
私事ではありますが、数年前にフィンランド人との大恋愛の末に晴れて結婚いたしまして、今はフィンランドにもホームがあるのです。
今回は、「冬はオーロラなんて2週間に1回は見れるヨ!」な、第二のホームとなったフィンランドのロバニエミ市の概要とイマの様子をご紹介します。
フィンランド?ロバニエミ?どこにあるの?
ちなみに、そもそもフィンランドとはどこにあるのかというと。
ヨーロッパの北側、北欧と呼ばれる地域にあります。
日本よりだいぶ北、ロシアの北部と同じくらいのところにあります。
そして、そのフィンランドの中でも更に北部、北極圏にあるのがロバニエミ市です。分かりづらいですが、ピンがたっているところがそこ。
サンタクロース村だけじゃない!ロバニエミはアートな街
ロバニエミでおそらく一番有名なのは「サンタクロース村」という観光名所。ロバニエミは、世界で唯一のサンタクロースの公式なホームタウンとして認められています。
しかし、実はロバニエミはAlver Aalto(アルバー・アールト)という超超有名な建築デザイナーが都市デザイン全体を手掛けたアートな街でもあるのです。
アールトさんは、フィンランドでは一番有名なアーティストと言っても過言ではなく、アールト大学という芸術学校もあるくらい。日本でいう、辰野金吾というところでしょうか。
「トナカイの角計画」で、街全体がトナカイの顔に
アールトさんプロデュースの都市開発計画は「トナカイの角計画」と呼ばれ、街全体がトナカイっぽくデザインされました。(ロバニエミはトナカイがいっぱいいることでも有名なので)
トナカイの二本の角をイメージした、二本の主要な道路が街を横断しています。
ロバニエミ市の地図
街の中にある数々の主要建築物も、多くがアールトさんデザイン。この街は、サンタだけじゃない、深い魅力があるところなのです。
ロバニエミの今冬の様子
では、そのロバニエミの街の今冬の様子を次から紹介していきます。
ロバニエミ市のシンボル:「木こりのろうそく橋」
大きな川にかかる橋。ライトがろうそくのように見えるため、「木こりのろうそく」と呼ばれています。
冬は川全体が凍り天然のスケートリンクに。
川沿いにはサウナ。サウナから続く道をたどって凍った川に入れるようになっている。フィンランド人でも、結構なツワモノだけが利用するようです。
太陽がのぼらない冬の癒し:オーロラ
ロバニエミは北極圏に位置しているので、冬はほとんど太陽がのぼりません。その代わり、比較的頻繁にオーロラが見られます。森が多いロバニエミだからこそ、首都のヘルシンキとは違った光景に出会えます。
ロバニエミは、札幌の7倍の面積に、人口6万人という大きくて小さな街。都市の主要部はごく一部で、ほとんどが森に囲まれる。
グリーンが多く、たまに紫、ピンク、黄色と変化する。
地元の人でも、オーロラは見飽きることがないと言います。
芸術的な建築物:ロバニエミ行政センター
先述したアールトさんの代表的な建築物が、図書館、市役所、シアター(市民ホール)で構成されている行政センター。こちらはラッピハウスとよばれるシアター部分。アールトさんが生前最後に建設したもの
これが市役所部分。市役所もおしゃれ
ところどころに現れるトナカイ
街の主要部はコンパクト
街の中心は大きな通りが2,3本あるだけのとてもコンパクトなものになっています。クリスマスにはクリスマスマーケットが開催され、可愛い露店が並びます。
おまけ
ロバニエミの市街地には、「ワッカナイスシ」という店があります。異国で祖国を思い出したい道民の方は是非どうぞ。
まとめ
以上、ロバニエミについてでした。少しでも魅力は伝わったでしょうか。
正直個人的にはフィンランドは夏のほうがおススメですが、冬もオーロラ見にいくにはよいかもしれません。
防寒してくださいね。
写真は友人のトラック運転手兼写真愛好家のユハ・マンネルマー氏のものです。彼のインスタグラムもぜひのぞいてみてください。
ユハ・マンネルマー氏のインスタグラム:https://www.instagram.com/juhaman_/
次回からはもう少しコーダーっぽい内容を書きます~。