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4つの切り口から対象を観察!SWOT分析とは
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こんにちは。最近ディレクターとライターを頑張っております。OTです。
キャッチコピーやサイトの企画、デザインの方向性を考えるときなど、アイデアが必要な場面は何かと多いですよね。そんな時、皆さんはどうやってアイデアを探していますか?
今回は4つの切り口からアイデアを探す「SWOT分析」についてご紹介しますので、ぜひアイデア検討の時にやってみてください。
※もともとSWOT分析とは、外部環境や内部環境を4つのカテゴリーで分析し経営戦略を立てるために使われる手法ですが、アイデアを出す際の対象分析としても使えるので、今回はその視点からお話いたします
4つの切り口から対象を分析!SWOT分析とは
SWOT分析とは、外部環境と内部環境を4つのカテゴリーで分析し戦略を立てるために使われる手法です。
強み(Strength)=分析対象の強み/貢献できるポイント
弱み(Weakness)=分析対象の弱み/障害となるポイント
機会(Opportunity)=外部にある、自分に有利となるポイント
脅威(Threat)=外部にある、自分に不利となるポイント
強み・弱みは分析対象の内部にある要因が該当する項目です。機会・脅威は分析対象の外部を取り巻く項目が当てはまります。
ケーススタディ 〜とあるラーメン屋の場合〜
堅い説明だといまいちピンときませんね。それでは、具体的に分析をやってみましょう!
分析対象
その地域では抜群に美味しいと評判のラーメン屋。
店主は30年1人で切り盛りしている、とにかく愛想がない頑固オヤジ。
お店は古くお世辞にもキレイとは言えないが、隠れた銘店といった風情もあり、常連客も多い。
価格帯は高くもなく安くもない。サイドメニューはなし。
上記のラーメン屋で、かんたんにSWOT分析をするとこんな感じですね。
(※個人の見解です)
強み(Strength)
・地域で1番美味しいと評判のラーメンの味
・安定した経営で30年以上続くお店
⇒やっぱり絶品の味を誇るラーメンは一番の強みですね。根強いファンがいて長く経営できているのもアピールポイント。
弱み(Weakness)
・店主に愛想がない
・メニューがラーメンのみと少ない
⇒接客も重視するお客さんは多いので、愛想がないのはマイナス要因になる可能性がありますね。また、チャーハンや餃子という定番サイドメニューがないのも、ラーメン屋としては物足りなさを感じるかも。
機会(Opportunity)
・ひっそりと佇む食堂を舞台としたドラマが最近ヒットした
・ラーメンは食べ比べを楽しむファンが多い料理である
⇒知る人ぞ知るお店がテーマのドラマがヒットしたことで、そういうお店に行きたいと憧れを持つ人が増えていそう。ラーメンは食べ比べを楽しむ人も多いので、ラーメン好きの間で広まれば集客力もアップしそうですね。
脅威(Threat)
・同じ地区にチェーン店のラーメン屋がある
⇒接客、レシピがマニュアル化されているので、どのお店でも一定のクオリティを、お手頃価格で提供できるチェーン店は強力なライバルです。しかも、サイドメニューが充実している場合も多い。
このように4つの視点から分析することで、4つの切り口からラーメン屋を観察することができました。
強みを更に伸ばしていくもよし、弱みを直したり長所に言い換えるのもよし、好機に乗じて攻めるのもよし、脅威に負けないよう対策するのもよし。
多角的な視点から、今後のアイデアを考えることができそうです。
まとめ
分析対象を多角的な視点・項目から観察することで、色々なヒントを見つけることができますね。
他にも色々な分析手法がありますので、またの機会にご紹介したいと思います。