公開日:2020.04.16
更新日:
テストデータにはテスト用のドメインを使おう
はいこんにちわ、真田@代打です。小ネタです。
テスト環境やドキュメントで例示する場合などに、サンプルとして適当なドメインやメールアドレスを使うことがあると思います。
hogehoge.com
とか
test.jp
とか
mail@aaa.com
とか…
はいだめー
一見適当で誰も使ってなさそうな名前でも、どこかの誰かが実際に使用していたり、あるいは将来的に使用する可能性のあるドメインだったりします。
実際に上記3つとも実在する、今も使用されているドメインです。
テストのつもりでもそのまま動作させたりすると見知らぬ誰かに多大なご迷惑をお掛けすることになりかねません。
テストやサンプルとして使用する場合には、そのために定められたドメインがありますのでそれを使いましょう。
テストで使用できるドメイン
example.com
example.net
example.org
example.edu
上記4つは、事前の許可なく例示として使用できると定められています。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/Example.com
また、jpドメインでは、以下のものが例示として使用できます。
example.jp
example.co.jp
example.ne.jp
と、それぞれのexampleのあとに1桁の数字(1〜9)をつけたもの
example1.jp
example2.co.jp
example3.ne.jp
など。
日本語ドメイン名では、
とそのpunycode表記である
がテストドメインとして使用できます。
テストで使用できるIPアドレス
ドメインだけでなく、IPアドレスも同様です。
適当な 123.123.123.123 といったアドレスでもどこかの会社の固定IPアドレスかもしれません(今調べたら中国のどこかのようです)。
IPv4アドレスのテスト用アドレスは、以下の範囲と定められています。
192.0.2.0/24
198.51.100.0/24
203.0.113.0/24
知っている人は知っている…という感じですが、定められたものをきちんと使えば、文書としてもセキュリティ的な面でも信頼性の向上につながります。
インターネット界隈にはいろんな仕様がありますので、積極的に調べて正しく使うように心がけましょう。