公開日:2015.02.11
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コーヒー文化の第三の波!話題のコーヒーショップ5選
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サードウェーブコーヒーという言葉を最近よく耳にしませんか?昨今で雑誌やメディアで頻繁に取り上げられるようになったアメリカのコーヒーカルチャーの動きのことです。
1970年までにアメリカでコーヒーが広く飲まれるようになったファーストウェーブ、スターバックスに代表されるシアトル系深煎りコーヒーが世界的に人気となった1990年代までのセカンドウェーブに続く、第3の波、それがサードウェーブです。
その特徴は『スペシャリティーコーヒー』と呼ばれる全体の流通量の5%しかない上質な豆を使用。その中でも産地、農園、処理の方法が明確になっていて、ブレンドされていない単1種の苗木から栽培される『シングルオリジン』という豆で淹れられるコーヒーです。豆の産地を重視し、個性を最大限に活かすことを追及したものなのです。
このサードウェーブコーヒーの文化を取り入れたお店が注目を浴びていますが、今回はそんなニューウェーブのお店をご紹介したいと思います。
?話題のサードウェーブコーヒーショップ5選!
Blue Bottle Coffee
先日2月6日に東京都江東区の清澄白河に“コーヒー界のアップル”と言われる『ブルーボトルコーヒー』が日本で初めての出店を果たしました。早くも3月には南青山の出店が決まっています。 創業者であるジェームス・フリーマン(James Freeman)氏が「本当に美味しいコーヒーを作りたい」という想いから1杯ずつ丁寧に淹れられた「マイクロブリューコーヒー」はジェームズ氏が自ら買い付けに行き自家焙煎した豆を使用。焙煎後48時間以内のものしか提供しないというこだわり抜いたコーヒー。ジェームズ氏は日本の喫茶店文化に好意を持っており、日本での出店に至ったそう。是非一度飲んでみたいものです。
GORILLA COFFEE
こちらも東京渋谷に1月17日にオープンしたばかりのお店。10数年前にブルックリンでオープンし、ニューヨークのデイリー誌で「NYCで飲めるおいしいコーヒーBEST5」に選出されたことのある実力派。地元では、オーガニックスーパーの「ホールフーズ・マーケット(WHOLE FOODS MARKET)」に自社の豆を卸していることで有名。店の看板メニューは、オーナーであるキャロル・マクラフリン氏が自ら買い付ける「水出しコーヒー」アメリカンテイストなボリュームたっぷりのフードメニューも楽しめます。
COUTUME
昨年4月に東京・青山にてオープンしたパリにおいて”パリで一番おいしいコーヒーが飲めるカフェ”と称されるサードウェーブコーヒー先駆者となったコーヒーショップ。フランスの星付きレストランからの支持も厚いのだそう。日本にまだ2台しかないという金属製のフィルターが特徴の最新式のマシン「STEAM PUNK」で淹れるコーヒーを飲むことができます。メニュー表も独特でお洒落。昨年12月には大阪で、今年2月11日には神奈川・二子玉川にて国内3号店目がオープン。最も勢いのあるお店のひとつです。
PADDLERS COFFEE
アメリカ西海岸、ポートランドを代表するコーヒーロースター(スタンプタウンコーヒーロースターズ)のコーヒー豆を扱う日本唯一の正規取扱店。2013年春に渋谷にオープンしました。セレクトショップの2階にある10席ほどの、隠れ家的なお店です。
ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
http://www.about-life.coffee/
「サードウェーブコーヒー」のセレクトショップとして複数の人気ロースターの味が楽しめる新しいスタイルのコーヒースタンド。参加しているのは自由が丘の「ONIBUS COFFEE」、武蔵小山の「AMAMERIYA ESPRESSO」、目黒の「SWITCH COFFEE TOKYO」の3店。それぞれの地域で根強い人気を持つ有名店です。私も「AMAMERIYA ESPRESSO」さんの豆を東京に行くたびに調達するほどのファンなのですが、とてもオススメです。
サードウェーブを牽引する話題のお店を5店取り上げました。行ってみたいお店はありましたでしょうか。やはり、私はブルーボトルコーヒーが気になります。オープン初日は300人以上が並ぶ大盛況だったそうです。もう少し行列が落ち着いた頃に…行ってみたいと思います。札幌の街にもこのニューウェーブが訪れるのはまもなくでしょうか。このようなお店が増えていくことを楽しみにしています。