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【オンラインショップを作ろう!】EC-CUBEのクラウド版・ダウンロード版を比べてみた
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札幌にも雨が降る日が増え、春が近づいているのを感じるOTです。(雪もあと少しで見納めかな)
時代の流れやコロナもあり、オンラインショップの需要が高まる昨今。
弊社もECサイト制作時にプラットフォームとしてよく利用させていただいている「EC-CUBE」について、
オープンソース版とクラウド版、どちらを選べばいいんだろう?というポイントを、経験からお話できればと思います。
そもそもEC-CUBEとは?
レンタルカートやモール型は、手軽な反面、画一的。
一方で独自に構築する場合、機能もデザインも自由自在ですが、ゼロから作るため膨大な費用や人的工数を確保しなければいけません。EC-CUBEは、双方のメリットを備えた「オープンソース」のEC構築システム。
2006年のリリース以降、多くのショップオーナーにご利用いただいています。メンテナンスフリーですぐにショップを始められるクラウド版「ec-cube.co」と、サーバに無料インストールできるダウンロード版の2つのご利用方法があります。クラウド版/ダウンロード版相互に移行することも可能です。
― EC-CUBE公式サイトより
つまり、ECサイトに必要な機能は揃っていながらも、
テンプレートのカスタマイズが柔軟でオリジナル性が高いサイトが作れるプラットフォームということですね。
EC-CUBE クラウド版がおすすめなのはこんな人!
すぐにお店を開店したい人
サーバーのセットアップやEC-CUBEのインストールが不要なので、圧倒的に開店できるスピードがダウンロード版より早いです。
アップデートやメンテナンスが面倒と感じる人
EC-CUBE側で自動的にアップデートを行ってくれるため、一度開店したらそのままお店を使い続けることができます。
ダウンロード版は新しいバージョンが出た際はアップデートを行うことが推奨されており、古いまま使用するとセキュリティホールが生まれてしまうリスクもあります。
都度アップデートを行うのが難しい…!という方は、クラウド版にしておまかせしてしまうのが良いかもしれませんね。
サーバーの構築・知識に自信がない人
個人情報を多く扱うというECサイトの特性上、情報漏えいのリスク対策はしっかりと行う必要があります。
ダウンロード版EC-CUBEはレンタルサーバーやクラウドサーバーにもインストールすることはできますが、ある程度の知識がないことには「そのままインストールして使って、セキュリティは大丈夫かな?」と不安になることも。
そんな方はサーバーの保守管理もサービスに含まれているクラウド版を利用すると安心できるかもしれません。
管理を1ヶ所にまとめたい人
ドメイン・サーバー・カートシステム……色々と契約すると、各所から請求が来るので費用管理が面倒になってしまいますよね。EC-CUBE クラウド版なら全てがパッケージになっているので、販売量に応じた料金で1つに費用がまとまります。
ECサイトにかかるをなるべくまとめて管理したい!という方には便利かもしれません。
EC-CUBE ダウンロード版がおすすめなのはこんな人!
POS連携や在庫システムと連携して、自社用にカスタムしたい人
クラウド版はテンプレートなどは柔軟にカスタムできる一方で、API連携などといったシステムの基幹に関わる部分のカスタムはファイルを編集できないため限界があります。
そのため、EC-CUBEをたくさんカスタムして自社に最適化したい人は、拡張性の高いダウンロード版を使うほうが良いかもしれません。
データベースをカスタムしたい人
EC-CUBEには会員機能があるため、基本的な会員情報や購入履歴を管理できるデータベースは用意されています。
ですが、お店によっては独自に追加・管理したい場合もあり、そういった場合にEC-CUBEクラウド版 はデータベースがカスタムできないのでおすすめできません。
お店独自のデータも管理してECサイトで活用したい方は、ダウンロード版が良さそうです。
できるだけコストを抑えたい人
EC-CUBEクラウド版は販売額に従量課金制の料金形態のため、優しい料金体系ではありますが売上が多いショップは費用が高くなりがちです。
ダウンロード版であれば無料で利用できるので、開発・管理ができる場合はオープンソース版のほうがコストを抑えられる場合があります。
ECサイトの制作なら、ぜひmonomodeまで!
monomodeはEC-CUBEをはじめ、さまざまなカートシステムを利用したECサイト構築の実績がございます。
ご要望・費用感に合わせてさまざまなご提案をいたしますので、オンラインショップを運営したいオーナー様は一度お気軽にお問合せください。