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デザインを新しくすることが、デザインの目的になっていませんか?デザインを始める前に考えたいこと
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どうも、ゴトーです。
今回はデザインに関わるからこそ考えたい、デザインを始める前に考えておきたい大事なことについて書かせていただきます!
デザイン制作段階で突然うまく進まなくなった経験がある方に、少しでもお役に立てればと思います。
デザインはあくまでも手段
WEBやそのほか販促物など、デザインに関わる業務をしていると、「かっこいい」「いや、かっこ悪い」と見た目に引っ張られて話し合いが進むことを経験したことはありませんか。あれって、できるなら、なるべく避けたいことです。
というのも、デザインはあくまでも目的を達成する手段の1つ。
「サービスの売上をさらに伸ばしたい」とか「企業イメージを別のポジションへ変えたい」など大きなゴールと、現状とゴールのギャップを埋めていくための小さな目標をはじめに決め、ゴールにたどり着くための手段としてデザインを使います。
ゴールや目標をはじめに決めると、デザインはさらに良くなる
では、ゴールや目標をはじめに決めることで、どんなメリットがあるのでしょうか。
ゴールや目標が決まっていると、「何のために、誰のために」デザインをするのかチームに共通する認識が生まれます。そうなると、このデザインは「何のため」がわかりやすく伝わるからOKとか、「誰」に興味を持ってもらうためには別の見せ方が適しているといった話が、全員で同じ方向を見て行うことができるでしょう。全員が同じ方向の話をするため、チームの力も強くなり、自然とデザインも良くなります。
よく登山に例えられたりしますが、あらかじめゴールを決め、そこにたどり着くための道筋を立てることで、鬱蒼とした森の中に入ったとしても遭難することなくちゃんと登頂することができるのです。
では、ゴールと目標とは何か
ゴールと目標の簡単な一例を挙げてみます。WEBサイトリニューアルを例に考えてみましょう。
「現在のWEBサイトは見た目も古くなったし、伝えたい情報も変わってきたから、この機会にリニューアルをしよう!」と考えるA社。ただ、ここから「新しく見えるWEBサイトをつくる」をゴールにして進めると、「新しく見える」への様々な方向性がいろいろなタイミングで出てきて、収拾がつかなくなるかもしれません。
では、新しくしたい理由をもっと深くまで掘り下げてみると、「業務内容が見られておらず、業務内容ページへ誘導してお客様からのお問い合わせを増やしたい」といった具体的なゴールが見つかりました。
ゴールが決まったので、続いて、ゴールまで到達するために、
・「トップ→業務内容→お問い合わせ」とスムーズに進む導線設計を考える
・利用者がもっとA社の業務にメリットを感じるコンテンツを作成する
・利用者の嗜好が変わっていたためビジュアルイメージも刷新する
などなど、たくさんの細かい目標を出していきます。
実際に目標を決めるときは、もう少し達成したかがわかりやすい目標にすると、振り返りがしやすいため良いです(離脱率◯%を目指すなど)。
【参考例のまとめ】
■ゴール
業務内容が見られておらず、業務内容ページへ誘導してお客様からのお問い合わせを増やしたい
■目標
・「トップ→業務内容→お問い合わせ」とスムーズに進む導線設計を考える
・利用者がもっとA社の業務にメリットを感じるコンテンツを作成する
・利用者の嗜好が変わっていたためビジュアルイメージも刷新する
etc.
このようにまとめることで、最初の「新しく見えるWEBサイトをつくる」より、具体的に何をすればいいのかがわかりやすくなったと思います。
デザインへの評価もあらかじめ決めた目標を軸に話し合うことで、ブレることなく進めることができるでしょう。
最後に
なかなかデザインが決まらないときは、けっこう見た目だけの話になっていることが多いような気がします。
ぜひ新しいプロジェクトを始めるときは、ゴールや目標をまず意識してみるのはいかがでしょうか!